日本においては、ファイナンシャル・プランナーとなるために必要な公的資格はない。また、沿革が複雑であるため、現在ファイナンシャル・プランナーと称する者は、以下のいずれかまたは複数を所持していることが多い。
・国家資格:ファイナンシャル・プランニング技能士1,2,3級
・公的資格:社団法人金融財政事情研究会が実施していた金融渉外技能審査合格者
・民間資格:NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が認定する民間資格(CFP資格、AFP資格)
なお、以下では、最も質が高いといわれるAFPとCFPの試験概要にたういて整理する。
■AFP資格の概要
顧客に対してファイナンシャル・プランニングを行うための基本的なインタビュー技術、提案書の作成技術、プラン実施援助のための諸知識を有している。
顧客に対してファイナンシャル・プランニングを行うための、ライフプラン、金融、証券、保険・年金、ローン、不動産、税金等の幅広い基礎知識を有していること。顧客を指導、支援する上で、ファイナンシャル・プランナーとして必要な経済、法律、税務の一般知識を有していること。ファイナンシャル・プランナーとして、顧客の利益を最大限に守る高い職業的倫理観を有していること。社会的職業人にふさわしい教養、知識を有していること。
■AFPの資格取得条件
協会認定のAFP認定研修の修了かつ、2級FP技能検定(兼AFP資格審査試験)に合格し、日本FP協会に資格認定会員として入会することによって、AFP資格のライセンスが授与される。
AFP認定研修は、協会の認定教育機関が、FP学習ガイドに従って開催。研修受講者は必要な課目・単位を履修しなければならない。
研修の修了は、68単位以上履修し、提案書を提出し、一定水準以上の得点を得なければならない。
■課目と単位
必修課目:8課目(68単位以上)
(1) FP基礎
(2) 金融資産運用設計
(3) 不動産運用設計
(4) ライフプランニング・リタイアメントプランニング
(5) リスクと保険
(6) タックスプランニング
(7) 相続・事業承継設計
(8) 提案書の作成
■CFPRの資格概要
世界で最も信頼されているファイナンシャル・プランナーの国際ライセンス CFPR CFPR資格は1992年、日本FP協会とCFPボード(米国)との業務提携により我が国へ導入されたファイナンシャル・プランナーの国際ライセンスです。
2004年には、CFPR資格の一層のクオリティ向上と普及を目的に新国際組織FPSB(Financial Planning
Standards Board Ltd.)が設立され、米国及びFPSB加盟の世界18ヶ国・地域でCFPR資格は導入されています。
CFPR資格を持つことは、その認定要件である「4E(教育=Education、試験=Examination、経験=Experience、倫理=Ethics)」と実務プロセスの指針である
ファイナンシャル・プランニング・プロセスの「6ステップ」のコンセプトに基づき、世界で認められた共通水準のファイナンシャル・プランニング・サービスが提供できるプロフェッショナルであることの証明となります。
日本国内では、ファイナンシャル・プランナーの唯一の国際ライセンスとして、日本FP協会がCFPR資格を認定しています。
CFPR資格は1992年、日本FP協会とCFPボード(米国)との業務提携によりわが国へ導入されたファイナンシャル・プランナーの国際ライセンスです。CFPR資格は、米国及びFPSB(Financial
Planning Standards Board Ltd.)加盟の世界18ヶ国・地域で導入され、各国の認定団体が資格のクオリティ向上と普及を担っています。CFPR資格は、「4E(教育=Education、試験=Examination、経験=Experience、倫理=Ethics)」と実務プロセスの指針である「6ステップ」に基づき、世界で認められた共通水準のファイナンシャル・プランニング・サービスを提供できるプロフェッショナルに与えられます。CFPR資格は、日本国内では日本FP協会が世界で認められた共通水準のファイナンシャル・プランニング・サービスを提供できるプロフェッショナルの証明として認定しています。CFPR認定者には、FPSBが認めた認定基準に基づいて日本FP協会が発行するCFPR認定証が授与されます。CFPR資格は、ファイナンシャル・プランナーとして高度な知識と経験を有し、あらゆる顧客ニーズに対し適切なアドバイスとプランの提示ができ、また他のファイナンシャル・プランナーの規範となる確固たる職業倫理を身につけているプロフェッショナルに与えられます。CFPR認定者は、米国及びFPSB加盟国・地域のCFPR認定者と同等に評価され、日本で認定されたCFPR認定者であることを明示することにより、日本国外においてもCFPR商標を使用し業務を行うことができます。
■CFPRの資格取得条件
協会が実施するCFPR資格審査試験に合格すること。 協会認定のFP普通資格(AFP)取得後、1年間の実務経験(会員在籍期間)を有すること。
協会が定める倫理規程遵守のサインをすること。 CFPR認定者は2年ごとに資格の更新が必要であるが、更新の際は協会が定める研修を受講しなければならない。
■CFPR資格審査試験
試験は原則として、年2回実施課目は6課目
基礎知識+プランニングテクニック
(1) 金融資産運用設計
(2) 不動産運用設計
(3) ライフプランニング・リタイアメントプランニング
(4) リスクと保険
(5) タックスプランニング
(6) 相続・事業承継設計
1課目の試験時間は2時間 2日間にわたって実施問題はマルティプルチョイス式 1課目ずつの受験及び合格を認める。